オンライン家庭教師のメリットとデメリット
塾選びをする中で、オンライン家庭教師が選択肢に入ってくることはあるかと思います。
そのような中で、リアルな店舗塾に対して、オンライン家庭教師の場合には成績が上がらないのでは?と心配なさるのもごもっともです。今回は、オンライン家庭教師のメリットとデメリット、そしてその中でどういったことを意識すればより効果的にオンライン家庭教師を使えるのかを説明して参ります。
オンライン家庭教師のメリット
大きなメリットとしては、講師の質の高さ, 場所の柔軟性, 時間の柔軟性, 費用感があげられます。
それぞれについて考えていきましょう。
講師の質の高さ
特に地方在住の生徒に対して言えることですが、地方にお住まいの場合には、そもそも優秀な講師の母数が少ないために、優秀な講師に出会えない可能性が高いです。これに対して、オンラインの場合はその垣根が取り除かれるため、地方というディスアドバンテージを跳ね除けることが可能です。
自分の志望校に合格できていない先生の話を聞いても如何ともし難い部分がありますので、講師の質は非常に重要と考えられます。
場所の柔軟性
オンライン家庭教師では通信環境さえあればどんな場所でも受講できることがメリットとなります。
特に近くに良い塾がないローカルのエリアにいる場合などに、重宝することでしょう。
時間の柔軟性
実際の塾と比較した場合、通塾の時間がなくなることは大きなメリットです。
家に帰ってすぐに受講が可能であり、かつ終了後もすぐに自室に戻れることもメリットとなります。
費用感
通常の塾と比較した場合、同じ条件であれば、校舎のテナント費と設備投資費、講師の通塾費がなくなっていることで、ビジネスモデル上オンライン家庭教師の方が必然安くなります。
もちろんグループ指導塾と比較した場合には割高になる可能性もありますが、それは前提として比較条件が異なるためあまり意味をなさないものでしょう。
同じ先生の授業を受ける際に、費用が安価になるのは大きなメリットと言えます。
オンライン教師のデメリット
いくつか考えられますが、主に技術的な要因と、やる気の問題に分けられます。
技術的な要因のデメリットとしては、機材の購入・使い方・通信の問題、やる気については一緒に頑張れる仲間があげられます。ただ、それらも慣れや対策で解消することが可能です。
技術的なデメリット
オンライン家庭教師では、塾側から機材が提供されるパターンと、自身でご用意をいただくパターンに分けられます。前者は費用が嵩むのに質が変わらないこと、後者はご自身のITリテラシー、つまりPCの詳しさが必要な点が問題としてあげられます。
手元カメラ、PC、スマホ、タブレットなど、各種機材に関しては、塾にもよりますが、最低限で言えば私はスマホ保持アームとスマホで十分かなと思う部分もあります。
仲間に関してのデメリット
オンラインで実施することによるデメリットとしては、一緒に切磋琢磨できる友達が見えにくいことがあげられます。結局は自分の力で合格するしかないために、友達となぁなぁで勉強することにもデメリットはありますが、それでも一緒に頑張ってくれる仲間は非常に心強いものがあります。
仲間との繋がりを大事にするオンライン家庭教師としては、
成績は向上するのか?
少なくともオンライン家庭教師をやらないよりも成績は上がります。ただし、オンライン家庭教師を受けたとしても、実際の授業時間は週に1時間や2時間になるかと思います。その時間だけで成績を上げることは難しく、そう考えると、しっかりと何を行わなければいけないかを考えねばいけません。
ゴールを大学受験や中学受験と考えると、そこまでの過程として模試の成績を上げる、その上で志望校に合格するというのが重要となります。
大事なのは先生の選択
あまり選びすぎるのも良くはないですが、複数の家庭教師サービスを使ってでも、自分にあった先生を選ぶべきです。教え方や知識量の側面もありますが、合う合わないという問題があります。クールな生徒に松岡修造さんのような熱血先生はあわないのです。合う場合もありますが。。。
先生を好きにならなければ当然成績も上がらない。逆に先生を好きになれば、成績が上がる。先生は生徒側の権利としてしっかりと選別していきましょう。
いい意味で先生を使う
先生も一人の人間。やる気のある生徒には必然使ってくれる時間も多くなります。
先生に対してやる気を見せるのも非常に重要ですし、せっかく1対1の時間があるなら、その場で問題を解くのではなく、先にできる限り演習をしておいて疑問点を解消するという場にしましょう。
ちなみに先生はやる気のある生徒が質問を持ってきてくれると嬉しいですが、例えば国語の長文の文章題の最後を持ってこられてもその場で瞬時に返答するのは流石に不可能に近いです。
先生の気持ちにも立って、質問をしたい部分が出てきた際には先生に答えとともに、次の授業でここを聞きたいと、先に連絡しておきましょう。
まとめ
以上、オンライン家庭教師についてのまとめでした。
大事なのはいい先生に会うこと、そしてしっかりとその先生を使うことです。
自分の頑張りも重要です。ただ、どう頑張ればいいかわからない・・・などの時も先生に質問をぶつけてみましょう、きっといい答えが見つかります。見つからなければ。。。別の先生に聞いてみましょう!